1.効果的な学習法

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パソコンスクールや参考書どおりにやってみるとうまくいくんだけど、自分でやってみるとうまくいかない、あるいはどうやっていいかわからない。

あなたはこのような経験はありませんか?

これは私が自分自身で、さんざん経験してきたことです。

なぜこうなってしまうかというと、答えは簡単です。
単にインストラクターの指示どおりに手を動かしていただけっだったからです。要するに頭で考えずに手だけ動いていたので、後になって何も思い出せなくなってしまっていたのでした。

この罠におちいるのを避けるため、私はある方法を使いました。

「次の操作はどうするのだろうか?」
「ここをこうするのかな?」

とレッスンを受けながら自分でクイズを出して自分でそれに答えるといった具合に進めるようにしました。

その答えがあっていれば「よしよし」と勝手に自分をほめて、もし間違っていれば、なぜ間違えたのか、どうしてそうなるのか、できるだけ考えるようにしました。

そうすれば、記憶に残りますし単に覚えたという状態から一歩進んで、理解したことになります。次に同じような場面に出会っても、すでに自分のものになっているのですぐに解決策が見つかります。似たようなケースに出会っても自分の頭で考えて操作を行うため、割と短時間で対処法がわかるようになります。少なくとも、誰かに教えを請わないとお手上げという状態にはなりません。

最初はとまどうこともあるかもしれませんが、これをくせにしてしまうとあなたの理解はいっそう高まることは間違いないでしょう。

私が思うには、おおかたのパソコンスクールは、ただ単にテキストどおりに操作をして、生徒のほうでもそれを猿真似のように真似してハイおしまい。では次にいってみようとといった感じで終わりにしてしまっています。

何度も反復練習をするのであればともかく、次々と別の課題へ進んで行ってしまいますので、新しい操作を詰め込んでいくうちに前にやったことは、順番に忘れていってしまうのです。

こういったレッスンの進め方では、さきほどの私の例のように、いざ自分でやってみようとしたときには、自力ではできないという事実にあらためて気づかされるということになってしまうのです。

この方法は、何もパソコンスクールなどに通って誰かに教えてもらわなければ、できないということはありません。

自分で参考書を買ってきて、学習する場合でもただそこに書かれていることをそのまま繰り返すのではなくて、次のステップへ進む前に自分でこの先はこうするのか、この章では何を学ばせようとしているのか著者の意図はなんだろう、なぜそうなるのか、なぜ自分は間違えたのかと、常に自分の頭で考えながら学習を進めていけばいいのです。

次に、具体的にどんな感じで学習していくかを見てみましょう。

ここでは、仮に「ホームページビルダー」をこれから学習すると仮定して、画像を挿入する方法を参考書で学ぶ場面で考えてみます。

参考書を使って学習するにしろ、パソコンスクールで習うにしろ、参考書のタイトルや冒頭の部分で「画像の挿入のやり方を見ていきましょう」といったアナウンスが最初にあるはずです。

そこで、そのまま参考書の先を読み進めたり、インストラクターの指示があるまで待っているのではなく、間違ってもいいので自分で予想してみるのです。

画面を見るとさまざまな機能のボタンやメニューが並んでいます。この中でどこかのボタンを操作することは、間違いないないことはわかります。

画像を挿入するのだから「挿入」メニューが使えるのではないかという予想がつけば、試しに挿入メニューをクリックしてみます。

すると「画像ファイル」という項目があって、その先にはいくつかのサブメニューがあります。

このような作業を確認した後で、参考書の先を読み進めてみます。(あるいはインストラクターの指示を確認します)

このような作業を1ステップ設けることは、面倒かもしれませんがくせにしてしまうと何でもありません。こうすることで、理解度は飛躍的に高まりますし、淡々と進めるよりは遙かに記憶に残ることは間違いありません。

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